マタニティ期の腰痛は、多くの妊婦さんが経験する一般的な症状です。 妊娠中のホルモンの変化や姿勢の変化、体重の増加などの原因で腰に負担がかかるためです。
腰痛の主な原因
ホルモン（リラキシン）の影響
妊娠中に分泌される「リラキシン」というホルモンが、骨盤や関節を緩めるため、腰周りが不安定になり痛みが生じやすくなります。
姿勢の変化
お腹が大きくなることで重心が前に移動し、反り腰になりやすくなります。その結果、腰に負担がかか
体重の増加
妊娠中の体重増加により、腰への負担が増えて痛みが出やすくなります。
筋力の低下
お腹が大きくなる一方の運動不足になりやすく、腹筋や背筋が弱くなることで腰を支える力が低下します。
ストレスや疲労
精神的なストレスや肉体的な疲労も、筋肉の緊張を保ち、腰痛を引き起こすことがあります。
腰痛を和らげる方法
1. 姿勢を意識する
背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識する
反り腰にならないように注意する
座るときはクッションを使い、腰をサポートする
2.適度な運動をする
ストレッチ（腰や骨盤周りをほぐす）
マタニティリラックスヨガ（血行促進、効果あり）
ウォーキング（無理のない範囲で筋力を維持）
3. 骨盤ベルトを活用する
骨盤を支えることで、腰への負担を軽減できる
使用する際は、医師や助産師に相談すると安心です
4. 温める
カイロや温熱シートを使う（低温やけどに注意）
ぬるめのお風呂に入る（血行がよくなる）
5. マッサージや整体
妊婦のマッサージや整体を受けるのも効果的
自己流でマッサージする場合は、優しく行います
6. 十分な休息をとる
長時間の立ち仕事や座り続けるを気にする
横向きで寝る（抱き枕を使うと楽になる）
いつ病院に行くべきですか？
以下のような症状がある場合は、医師にご相談ください。
強い痛みやしびれがある
お腹が張りやすくなった
発熱や下半身の異常を感じる
痛みがどんどん悪化している
妊娠中の腰痛は、適切なケアで一応ことができます。無理なく、できる範囲で考えて試してみてね。
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